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Interview

子育てしながら働く女性や
職場でリーダーシップを発揮している女性など多様な活躍の姿を紹介!

結婚・出産・子育ての経験を活かし、ロールモデルとなりたい。結婚・出産・子育ての経験を活かし、ロールモデルとなりたい。

119番通報を受け付けて出動指令を出す通信指令管制室に勤務

私は学生時代に福祉を専攻しましたが、1995年の阪神・淡路大震災後にボランティアに行った神戸の特別養護老人ホームでの経験から、「地域で、人々の生命や安全を守るお手伝いをしたい」という熱い思いを持って消防の世界に飛び込ました。
現在、倉敷市消防局入庁21年目、警防課通信指令管制室へ勤務して6年目です。主な業務は、119番通報を受け、1番近い場所にいる消防車・救急車に出動指令を出すことで、分かりやすくゆっくり話すこと、必要最低限の情報を早く正確に聞き出すことが求められます。通報者に落ち着いていただくよう声かけをしたり、女性特有の疾患や妊娠の有無について確認したり、女性の良さも活かせるので大いにやりがいを感じています。
2018年7月の豪雨災害では、7月6日の夜22時に全員召集され、消防局の災害対策室にどの地域からどんな通報があるかなどを伝達しながら、鳴り続ける電話に、ほとんど寝ずに4日間対応しました。

仕事の意義を理解して前向きになれた ー ターニングポイント ー

女性採用が始まって3期目の入庁だったため、女性はほとんどおらず、周りもどんな仕事を任せたらいいのか手探り状態でした。2年目には念願の救急隊所属となり救急車に乗り込み、現場に出動。応急処置や病院への搬送を担当。とにかく「自分にできる仕事、任された仕事をきちんと積み重ねて信頼を得よう」という気持ちで取り組み、業務にも慣れて、さあ、これからという時、消防総務課に異動になり、慣れない経理や事務を担当することに。現場を希望していたのに「女性だからかなあ」という複雑な気持ちになり、葛藤の時期を過ごしました。そんな時、上司が「この仕事があるから現場の人も安心して仕事ができる」と仕事の意義を教えてくださったおかげで、与えられた仕事を一つずつやっていこうと決意することができました。その後、結婚、出産し、現在は2児の母です。6年前24時間勤務の通信指令管制室に希望を出し異動。同世代の女性職員が通信指令管制室で活躍している姿を見て、この仕事だったら男女の隔てなく、女性の良いところも活かせるのではないかと思ったのがきっかけです。

女性職員が輝くために働く環境や働き方の改善などを進めたい。

女性採用が始まって22年。まだ、定年退職を迎えた女性はいません。女性職員としてのキャリアは手探りの状態ですが、これまでの経験を活かし、女性が入庁から定年退職を迎えるまでの、働く環境や制度、働き方を改善する一翼を担いたいと思っています。女性ならではの良さを活かせる仕事とは何か、模索を続けながら、現場勤務を望む女性の希望が叶う職場づくりを目指します。そのためにも、自分自身が今の業務をきちんと成し遂げ、できることは何にでもチャレンジし、周囲から信頼される人になることが大切だと思います。
女性の皆さん、思うように仕事ができなくても、自分が輝ける準備期間だと信じ、目の前のことを着実に積み重ね、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

クローズアップ

性別・年齢問わず試験の成績で昇格

入庁後の勉強と訓練で知識や技能、
資格、体力を身につけられる。

消防・救急業務に必要な知識や技術は、入庁後に、県の消防学校で修得。あわせて消防士・救急隊の資格も取得できます。救助訓練や、防火衣を着ての放水訓練などを通して体力はつくので、運動経験のない私でも乗り越えられました。キャリアアップは男女差なし。勤続年数などの条件をクリアした希望者は、年1回昇任試験を受けられます。私は試験に合格し、2004年4月から消防士長になりました。今も、次の昇任試験に向けて勉強中です。

女性の良さが活かせる仕事

市民の皆さんの役に立てることが
すごくうれしく、やりがいを感じる。

先日、「母親の意識・呼吸がない」という119番通報を受け、心肺停止状態と判断した私は電話口で家族の方に心臓マッサージの方法をお伝えしました。その方が病院に搬送されて一命を取り留めたと救急隊員から報告を受けた際、家族の方が医師に「すばらしい処置でした」と褒められたこと、「消防局の女性がわかりやすく教えてくれたから初めてでもできました」と感謝されていたことを救急隊から伝え聞き、やりがいを感じました。

子育てと仕事を両立するために

子どもが小さい間は日勤を選択。
料理の作り置きなど家事を工夫。

2002年に、同じ消防局の職員と結婚。子どもが小さい間は、事務職など現場を離れた日勤業務の担当に。子ども2人は現在、中学3年生と小学5年生。子どもだけでも電子レンジで温めて食べられるように、朝食を作る際に作り置きの夕食メニューも同時に準備します。台風など事前に緊急出動が予測される場合にも、食事の用意をしてから出勤します。

ある2日間のスケジュール

★6:00
起床、朝食・夕食をつくる
★7:15
子どもの見送り
★7:40
通勤
★8:00
出勤(メールや文書の確認)
★8:30
勤務交代
★8:45
指令回線テスト、ミーティング、指令業務、事務処理等
★12:00
昼休憩(食事等)
★13:00
指令業務、事務処理等
★17:00
夜休憩(食事、入浴、ランニング等) 
★18:30
指令業務、事務処理等
★22:00
交代で仮眠(その間、2時間の夜間通信勤務あり。仮眠の間、火災等があれば起きて対応)
★6:00
起床、清掃
★8:30
退庁
★9:00
図書館
★10:00
スーパーで買い物
★11:00
帰宅、昼食
★12:00
仮眠
★16:00
子どもが帰宅、宿題チェック
★17:00
夕食準備
★18:30
子どもを塾へ送る
★19:00
夕食
★21:00
子どもの塾お迎え
★22:00
ストレッチ、軽いトレーニング
★23:00
就寝

倉敷市消防署

警防課 通信指令管制室
消防士長

塩田 敦美さん

43歳

[自分磨き術]

図書館に通って幅広いジャンルの本を読む

[将来の夢/挑戦したいこと]

「女性消防士が活躍していること」が当たり前の社会にしていきたい

[健康管理法]

トランポリン
(体幹トレーニング)

[家族にひと言]

私の仕事を理解してくれてありがとう!

取材協力:倉敷市消防署
所在地:岡山県倉敷市白楽町162番地5
HP:http://www.city.kurashiki.okayama.jp/fire119/
従業員数:459名
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