あなたも輝く 晴れの国女子 おかやま 輝く女性 未来設計応援

Interview

子育てしながら働く女性や
職場でリーダーシップを発揮している女性など多様な活躍の姿を紹介!

経営者になって良かったことは人間として成長させてもらえること。経営者になって良かったことは人間として成長させてもらえること。

デザイナー・営業・経営の兼務から、次第に経営中心へ。

(有)アド・デザインは、印刷物・看板などのグラフィックデザインや、企業や商店のホームページを手掛けるWEBデザイン・WEBシステム開発を始め、津山地域の中小企業・商店の活性化を目指し、地域の皆様に役立つ情報を発信していくポータルサイト「津山瓦版」の運営、撮影などを事業主体とするデザイン会社です。
私は高校を卒業後、名古屋のデザイン事務所で働きながらデザインを学びました。地元・津山に戻った数年後、1978年にアド・デザインを創業。10年以上、グラフィックデザイナーとして働きましたが、1992年からは代表取締役として営業や経営も担うことになりました。現在、営業は役員に、デザイン業は社員に任せて基本的に経営に専念しています。

経営の目標は利益追求ではなく人間的成長と気づく ー ターニングポイント ー

一介のデザイナーで、子育て中の主婦だった私が代表取締役に就任した時は、多額の借入金があり責任の重さに胸が潰れそうなほど不安でした。
当時、印刷会社や代理店の下請けをしていましたが、バブル経済終焉による不況で仕事が減ったため、下請けから脱却して新しい事に挑戦しようと考え、他社に先駆けて未知の領域だったコンピューターを導入しました。
1990年代の営業先は、経営者も管理職も男性ばかり。社員や家族を養うため、新規営業に奔走した私ですが、「女が営業なんて」と風当たりは強く、何度も悔しい思いをしました。
営業に悩んでいた頃、他社で優秀な成績を上げていた営業マンの兄に相談したら「どんな人と話しても、その人と同じ目線に合わせられるぐらい、人間の幅を広げないと営業はできない。いろんな人と関わり、人の気持ちが分かる人間に成長しなさい」と諭してくれ、大いに反省しました。
借入金返済を目標に利益主義で経営していた頃は苦しく、返済のため、利益を出し続けなければならないし、デザインも営業も経営も、さらに子育ても家事もして、弁当も作って…。毎日、必死でした。イライラして周囲に申し訳なかったと思うことが山ほどあります。
そのような状態でも、社員のみんなが「付いていく」と言ってくれたのはありがたかったです。
しかし、現状では先が見えないと悩んだ末、「勉強しなければ」と思い、様々な経営者が集う会に参加しました。中でも、中小企業家同友会で学んだことが今の経営のベースになっています。あの時、勉強しなかったら今まで続けてこられなかったと思います。
2000年頃、WEB事業を始めたとき、未経験者ばかりだったため担当社員に正しいWEBについての知識を学ぶ機会を提供。また、津山高等専門学校のインターンシップを受け入れ、学生と協働で「津山瓦版」を立ち上げることができました。そのインターンシップ経験者がシステムエンジニアとして入社してくれ、WEBシステム開発事業に本格参入できました。
お客様に満足していただくには本音が理解できないといけません。でも、信頼がなければ本音は言ってくださらない。すなわち、信頼関係がなければ仕事は去っていくのです。信頼関係を培うには相手と同じ目線に立てる自分になること、つまり、人格を磨く必要があると気付くことができました。

人のつながりは「宝」。あてにされ、信頼されることが互いの発展につながる。

会社を起こすのは簡単だけど、継続するのは困難の連続でした。どんな会社にも、5年か10年ごとにターニングポイントがあります。そんな時、私は勉強したり、ボランティアをしたりして世の中に目を向けてちっぽけな自分を見つめ直し、苦難を正面から受けて立てる人間に成長しようと考えました。また、嫌われたくないから本音を言えないという人が多いけど、とかく経営者とは嫌われる存在。そこを引き受け、嫌なことも黙って耐えられるように、人間としてのレベルを上げないといけないと思います。
経営者でなくても、管理職になると下から突き上げられたり、嫌味を言われたり、陰口を言われたりするもの。そういう辛さも受け止められる器量・人格を磨くチャンスだと、私は考えるようにしました。
経営者になったおかげで、人生の先輩からいろんなことを教えてもらえてメンタル的に強くなれたり、目標達成できたり、楽しいことも経験させてもらっています。私が何か間違った経営をしたら教えてくれる、人生の師がたくさんできたことだけでも「宝」だと思います。何でも、やってみないと分からないから思い切って挑戦してみたらいいと思います。

クローズアップ

人生の先輩や経営者たちに学ぶ

中小企業家同友会に参加し、経営や
考え方、生き方を学ぶ機会を得る。

飛び込み営業をしていた頃、女性だからと相手にされず、悔しい思いをしました。それなら男性経営者の輪に入り、男性の考え方や経営を学ぼうと思い、中小企業家同友会に参加。同友会の皆さんは女性の私にも同じ人間として対等に話をしてくださり、ここで経営の基礎を学ぶことができ、人間的にも成長することができました。津山の経営者の会や講演会、管理者養成研修などにも積極的に参加し、とにかく勉強しました。

社員を育てるのではなく共に育つ

仕事を通じてお客様の声を聞くこと、
世の中に役立つことを目標にする。

利益を追求した頃、社員教育の一環で、私自身も含め社員達みんなと、英会話や外部講師を招いて心理学を勉強しましたが、結局、人は人を変えることはできません。でも、人は自らを変えることはできます。経営者は、社員と共に良い方向に向かえる「社風」を作ることが仕事だと思います。将来、どんな境遇になっても、どこに行っても信頼され、可愛がられる人になれば幸せに過ごせると信じ、仕事を通して人格が磨けるように、共に学びたいと思います。

目に麗しい花が楽しませてくれる

どんなに忙しくても花と触れ合う。
弱った花を元気にするのも楽しみ。

長い間、目の前の仕事で精一杯。「ゆっくり寝たい」、それが願望でした。そんな忙しい毎日でも、社内や自宅で花を育ててきました。特に、スミレのような野の花が好きです。毎日、自分で水やりをして話しかけ、手間をかけると花は綺麗に咲いて応えてくれます。枯れかけた花をもらってきて、世話をして元気になる姿を見るのも楽しみ。花を見ると心が落ち着くし、花の声を聞くことは社内外の声なき声を聞くことにも通じると思います。

ある1日のスケジュール

★6:30
起床・シャワー・朝食づくり
★7:30
朝食
★8:30
出勤・社内の整頓
★9:00
編集作業など
★13:00
昼食
★14:00
業務
★18:30
会合出席
★22:00
帰宅
23:00
就寝

有限会社アド・デザイン

代表取締役

平井 克江さん

67歳

[将来の夢/挑戦したいこと]

ホームステイ受け入れで出会った留学生たちを訪ねて世界をめぐる。

[オススメの本]

『心に成功の炎を』中村天風

[自分磨き術]

人生の先輩に話を聞く。

[プライベートでの休日の
 楽しみ方 趣味]

花を観ること。散策。旅行。

[リラックス法]

花の手入れ

取材協力:有限会社アド・デザイン
所在地:岡山県津山市野介代1338-7
HP:http://net-ad.co.jp/
従業員数:7名
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