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Interview

子育てしながら働く女性や
職場でリーダーシップを発揮している女性など多様な活躍の姿を紹介!

仕事、結婚、出産、子育て、全部経験したかった。生涯現役の料理人でいたい。仕事、結婚、出産、子育て、全部経験したかった。生涯現役の料理人でいたい。

仕入れから新メニュー開発まで、調理以外の業務も多数。

津山市内の日本料理店で店主兼料理長をしています。夜のコース料理がメインで、お座敷のある店です。調理や接客はもちろん、会計、季節に合う料理や盛り付けの考案、新メニュー開発など店の運営に関わること全般を担当しています。また、魚介類は岡山市内や北海道、三重、鳥取などからも取り寄せており、現地を訪ねたり、LINEを使ったりしながら仕入業者を選定し、交渉することも私の仕事です。新メニューや新しい技術を取り入れるために都会で流行っている料理を食べ歩いたり、インターネットで調べたり、業界の勉強会にも参加して研鑽を積んでいます。さらに、母校・津山東高校の食物調理科で日本料理の授業の講師として後進の指導にも励んでいます。

出産や子育てを機に働き方をチェンジ ー ターニングポイント ー

私は高校卒業と同時に調理師免許を取得し、大阪の日本料理店に就職しました。しかし、当時、日本料理の女性調理師は少数で、求人も少なく就職に苦労しました。幸いにも採用を頂いた店の料理長は「これからは女性の時代だ」と、勤務翌日から魚介を捌かせていただいたり、早い段階で煮炊きものを任せていただいたりと即戦力として経験を積ませていただけました。2年間修行を積んだ後、津山の実家に戻り、市内の日本料理店で働いていた25歳の時、TV番組「全国包丁人大会」(審査委員長:道場六三郎氏)に出演し、女性初・最年少出場で金賞(優勝)を受賞。「この仕事で生きていける」と自信を持ち始めました。しかし、女性として子どもを産みたいという思いもあり、結婚、出産。板場に長時間立つ仕事が続けられなくなり料理人を辞めました。約1年後、以前勤めた厨房にパートで雇ってもらえたのですが雑用ばかりで、料理人としての屈辱を味わうことに。モヤモヤしていた頃、友人に「料理を教えてほしい」と頼まれました。自分のペースで仕事を組み、子育てと両立できると思い、料理教室事業を立ち上げました。徐々に生徒が増え、出張料理の依頼が舞い込み、スーパーの惣菜メニュー開発など、フードコンサルタント事業も始動。フードコーディネーター養成講座の講師も務め、料理に関する仕事の多彩さに驚きました。しかし、仕事は順調でも収入は頭打ちで、子どもと一緒に過ごす時間も減って割り切れない気持ちでいた頃、第二子出産。そして、第三子出産後は業務を縮小せざるを得ませんでした。自分のお店を持ちたいという、人生の目標を諦めかけた頃、夫の勤めていた会社に解散の噂が。2人で話し合い、ついに自分の店を開業することとなりました。

スタッフの成長が生きがい。生涯現役の料理人目指す。

私にとって、料理を作って喜んでもらえることは一番のやりがいです。お客様の笑顔も見られるし、普通なら出会えないような経営トップの方に「ありがとう」と声をかけられることもあります。世界の有名料理を知っておられるお客様に「おいしかった、良かった」と認めていただけると、心から嬉しいと思います。もちろん、売上げも上がると素直に嬉しいです。私自身の目標は、これからも岡山の食材を生かしたお料理を提供し、わざわざお食事のためにお客様が津山まで足を運んでいただき、津山観光の一端を担えるようなお店を目指して邁進したいと思っています。さらに、スタッフの成長にも大きなやりがいを感じています。安心して任せられるスタッフがいることで、自分は掃除や季節の花飾りなど、調理以外のことにも気を配るゆとりを持てるので、いつも最良の状態の料理と店舗空間を作ることを大切にできます。将来的には、仕事量を調整するなど、やり方は変わっていくかもしれませんが、生涯現役の料理人でいたいと思います。

クローズアップ

経営者は夫。経営と現場を役割分担

夫が売上げや利益などの
数字データを冷静な目で分析、判断。

飲食店は天候などにより売上げが左右されます。料理長の自分が1人で判断すると冷静さを欠いてしまいがちです。社長でもある夫に経営者の目で数字を管理してもらうことで、ランチを始める、メニューを変える、目新しいイベントや地域に合ったお得なキャンペーンを展開するなど、新たな対策を打つタイミングや内容について話し合いや的確な判断ができます。

自分の学びたい時に勉強できる

管理職になり、職人に任せることで
自分が学ぶための時間を確保できる。

料理人は、お茶やお花をはじめ、いろんなことを勉強し、吸収した知識を料理に生かします。世界無形文化遺産に認定された日本料理をもっと勉強したい。個人事業主として1人で事業展開していた頃は、なかなか勉強時間が取れませんでした。今は、技術的にも人間的にも信頼できる職人を雇い、板場を任せることで、「日本料理について学ぶ会」や「世界料理学会」など、東京や北海道など遠方で開催される勉強会に参加しています。国内最先端の情報や流行に触れる機会を得られています。

実益を兼ねた趣味「器の金継ぎ」

大好な器や陶磁器の欠けた部分を
「金」を使って補修して使う。

「器」は料理に欠かせないものです。津山市内のギャラリーや京都などで開かれるクラフトフェアなどのイベントに出掛けて、作家の作品の中から料理に合う器を選ぶのは楽しみの一つです。どれも、この世に2つとない作品ばかりだから、割れたり欠けたりした時に自分で補修できるよう、岡山市内の工房で「金継ぎ」を習っています。かぶれにくい漆と純金粉を使い、割れた陶器が生まれ変わると、とても気持ちがいいです。

ある1日のスケジュール

★7:15
起床、朝食
★8:30
学校到着
★8:45
授業(調理実習)、昼食
★13:00
買い物、店で仕込み
★17:30
営業開始
★21:30
片付け
★22:00
帰宅、翌日の食事と弁当の準備
★23:00
入浴
0:00
就寝

お料理 わらうかど。

店主 兼 料理長

大前 輝伽子さん

43歳

[趣味]

器選び、器の金継ぎ

[将来の夢/挑戦したいこと]

歌を仕事にしてみたい(レッスンにも通っている)

[オススメの本]

星新一の作品

[自分磨き術]

料理につながることを学んでいる
日焼け予防

[リラックス法]

ショッピング

取材協力:お料理 わらうかど。
所在地:津山市山北405-2
HP:http://oryouri-waraukado.com/
従業員数:7名
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