あなたも輝く 晴れの国女子 おかやま 輝く女性 未来設計応援

Interview

子育てしながら働く女性や
職場でリーダーシップを発揮している女性など多様な活躍の姿を紹介!

自身の可能性を引き出し、鉄道業界で働く女性の顔になれるよう頑張りたい。自身の可能性を引き出し、鉄道業界で働く女性の顔になれるよう頑張りたい。

地域のお客様の笑顔を乗せて、列車を安全に運行する運転士。

水島臨海鉄道は、水島地域と倉敷市の中心部を約20分間で結ぶ、地域に密着した公共交通機関です。年間利用者数は約180万人(平成30年度)、1日に旅客列車は34往復、貨物は1日3往復運行しています。私は社内唯一の女性運転士で、旅客列車が運行する10駅区間(約10.4km)の運転業務を担当。勤務はシフト制です。乗車前には車両点検を行い、ワンマン運転の場合は駅に停車するたびに降車されるお客様から整理券と運賃を受け取ります。また、倉敷市駅の窓口での定期券や回数券、オリジナルグッズの販売といった駅業務も行います。小さな鉄道会社だから乗務員と乗客との距離が近く、お客様に「ありがとう」と声をかけていただけたり、「運転が上手だね」と褒められたりすることが多いのが、やりがいにつながっています。お客様の顔が見える仕事だからこそ、快適にご乗車いただけるよう運転技術の追求を永遠の課題として頑張っています。

会社初の女性運転士として乗務 ー ターニングポイント ー

子どもの頃、岡山の路面電車で初の女性運転士が誕生したニュースを見て、女性でも電車の運転士になれると知ってワクワクしました。水島臨海鉄道には女性の運転士がいなかったので「私が第1号になる」と決意し、運転士を希望して入社。運転免許(国家資格)の取得条件が20歳以上なので、1年目は車掌業務からスタートしました。車両に乗り込み、お客様に切符を手売りするのが主な業務です。人と話すことが好きなので楽しかったのですが、最初は駅名や運賃を覚えられず、料金を苦手な暗算で計算しないといけないのが大変でした。高校時代は規則正しい生活をしていたので不規則なシフト制に慣れるまで時間がかかり、男性ばかりの職場で戸惑うこともありました。また、時間を間違えたり、忘れ物をしたり、小さいミスは数えきれないくらい。周りの先輩たちに迷惑をかけて落ち込んでいた頃、上司に「最初から完璧にこなせる人なんかいない。今のうちにたくさん失敗しなさい。そしてその失敗を二度としないように努力しなさい。そうすれば必ず必要とされる人になれる。失敗も含めていろんな経験を積むことでたくさんの力が身についた立派な人にもなれる。今は将来の自分のために働きなさい」と親身に励ましてもらえたことがきっかけとなり、今の自分にできることを精一杯やろうと気持ちを入れ替えることができました。次第に仕事への責任感が芽生え、持ち物チェックや動作確認を徹底してミスを防ぎ、暗算もできるようになりました。そして、20歳を迎え、運転士の社内訓練を受けました。先輩の指導は厳しく、汗と涙をたくさん流しましたが、「絶対、運転士になる」という強い気持ちで乗り切り、入社3年目で甲種内燃車運転免許試験に合格。2013年7月、念願の運転士としての乗務が始まりました。

運転業務に専念し、いつかは駅長に

会社設立以来初の女性運転士ということで、プレッシャーは感じましたが、与えられた仕事をきちんと全うすることが、仕事をする上で大切な「信用」を得ることにつながると思い、体調管理に気を付け、まずは元気に出勤することを心がけて乗車を続けました。改善意欲を常に持ち、お客様に安心してご乗車いただけるよう、高い運転技術を身に付けるべく日々精進しています。運転業務は好きなので自分が満足できるまで専念したいです。その後は、運行ダイヤの作成も勉強したいと思っています。また、駅業務について細かく学び、どんな時も的確な判断・対応ができるように自分を鍛え、いつかは倉敷市駅の駅長になって全体をまとめられるようになりたいと思っています。

クローズアップ

運転免許は性別に関係ない国家資格。

20歳になったら教習と訓練を経て受験。
国家資格は一生ものの自分の財産。

列車を運転するには「甲種内燃車運転免許」という国家資格が必要です。筆記試験、身体検査、適性検査、技能試験に合格して初めて取得できます。試験は20歳以上であれば、学科や技能の教習を受けた後に受験が可能。列車の運転は誰もが未経験なので男女差はなく、運転技術は努力次第で上手くなります。運転士になってからも、いかに上手に止まれるか、安全かつ定刻通りに運行するために工夫を重ねることで、さらに上達できます。

心地良い関係、友人を大切にする。

気を使わなくていい友人と一緒に、
素の自分でいられる時間を持つ。

勤務時間は不規則だけど、14時や15時など明るい時間に帰れる日は1日得した気分です。子育て中の友達に会える貴重なチャンスなので、何でも話せて自分にとって心地良い友人の家に遊びに行き、その子どもとも一緒に遊んでたくさん笑い、美味しいものを食べて過ごします。さらに、休日が年間119日あるので、ミラーレスカメラを持ってお出かけします。写真は独学ですが、花や風景、動物などを撮るのにハマっています。

女性運転士の模範になる。

次に入社する女性運転士が安心して
働けるように風土を作って行きたい。

運転士は長い間、男性だけの仕事でしたが、未熟だからできないことはあっても、女性だからできないことはありません。ジェンダーフリーな環境を作るのは自らの「やる気」。女性も男性と同じ土俵に立つことが可能です。私の未熟さで周りに迷惑をかけたことはありましたが、協力的なみんなが助けてくれました。その恩を私は仕事で返したいです。今後は結婚や出産などを経ても女性が安心して働ける風土を私が作りたいと思います。

ある1日のスケジュール

★4:30
起床、身支度
★5:10
出勤
★5:30
出社、始業、点呼(体調・飲酒チェックなど)、車両点検
3往復乗車
★10:00
休憩・食時
★11:00
2往復乗車、訓練
★13:50
終業
★14:10
退社
★15:00
友人と会う、夕食
★21:00
帰宅
★22:00
入浴
★22:30
晩酌
23:00
就寝

水島臨海鉄道株式会社

運転士

中原 萌緑さん

27歳

[将来の夢]

倉敷市駅長になること

[休日の過ごし方]

友達に会う、
睡眠をたっぷりとる

[趣味]

写真

[リラックス法]

一緒にいて心地良い友人と過ごす、おいしいものを食べる

取材協力:水島臨海鉄道株式会社
本社所在地:岡山県倉敷市水島東栄町12-46
HP:http://www.mizurin.co.jp/
従業員数:59名
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