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Interview

子育てしながら働く女性や
職場でリーダーシップを発揮している女性など多様な活躍の姿を紹介!

人間性豊かな人材を育成し、研究成果を地域の社会福祉に還元したい。人間性豊かな人材を育成し、研究成果を地域の社会福祉に還元したい。

社会福祉の研究と講義を行い、福祉分野で活躍する人材を育成する。

ノートルダム清心女子大学人間生活学部人間生活学科は、人間・福祉・生活・経営・環境を研究テーマとし、幅広い教養を身につけて社会で活躍するジェネラリストを養成しています。私は、社会福祉学研究室で教鞭を執り、社会福祉士などを目指す学生を指導育成し、卒業論文研究の指導も行っています。自らのテーマ「高齢者福祉(要介護高齢者への関わり、認知症患者へのサポート、エンド・オブ・ライフケアなど)」に関する研究も進めています。その他、学内では教務や入試など大学運営に関わる会議や委員会活動にも参画しています。一方、社会福祉に関心がある学生に対し、福祉現場だけでなく多様な施設や被災地、地域におけるボランティア活動やフィールドワークなど、さまざまな機会を提供することも私の仕事だと考えています。私が学生と一緒に課外活動を実践し、共に学び、考え、議論することによって、学生は安心できる環境で経験に基づく知識や教養を身につけられるからです。私も学生の成長を間近に見られるし、やりがいを実感できます。学生から刺激を受けて向上心も高まりますし、自身の研究や考察を一層深めることもできます。

働きながら大学院で学び、専門性を高めて研究の道へ。 ー ターニングポイント ー

私はノートルダム清心女子大学を2004年3月に卒業し、高齢者福祉施設(介護施設)に入職。生活相談員として施設の利用者さんやご家族の相談に応じ、介護現場や各種制度との橋渡し的な役割を担っていました。さまざまな相談に関わる中で自分の知識不足を痛感し、働きながら大学院で学び直す選択をしました。近年、随分と労働環境は改善されていますが、当時は生活相談員という立場もあり、かなり多忙な毎日を送っていました。なかなか大学院の勉強に時間を割くことができず、「このままでは仕事も勉強もダメになってしまう」と考え、他の要因もあり、まずは勉強に専念しようと退職しました。大学院では、福祉の歴史やケアの倫理、死生学などについて深く考察しました。それらの学びは福祉実践に重要な示唆を与えるものばかりで、新しい知識を得るたび「あの時、こんな風にできていたら」と反省させられました。そんな時、故・葛生栄二郎先生から母校の助教を勧められたのです。現場に戻りたい気持ちとの葛藤は大きかったのですが、私一人が現場で働くこと以上に、「養成した大勢の人材がそれぞれの施設や現場で活躍してくれることの方が社会への貢献度は大きい」という恩師の言葉で決心し、2011年に着任。講義を行いながら実習先やボランティア活動の受け入れ先の開拓や関係づくり、自身の研究活動を続け、9年間で多くの福祉人材を養成。助教から講師、准教授へとステップアップしてきました。

現場を知る研究者として、地域社会と社会福祉に貢献したい。

「福祉現場に復帰したい」という気持ちは今も変わりません。しかし、より良い社会福祉を実現するには、理論とデータに基づき、制度改革や労働環境の改善など、現場が求めるニーズを広く社会に働きかける必要があります。研究者にはその役割が求められます。まだまだ十分な役割を果たすことはできていませんが、これからの目標として頑張っていきたいと思います。卒業生の悩み相談にも随時応じ、現場の声を聞いています。学生の施設実習先で活躍している卒業生と再会すると、その仕事ぶりに感心することが多く、彼女たちのためにも「もっと頑張ろう」と励まされます。現場の方に卒業生の頑張りを褒められることは、さらに嬉しく、やりがいになっています。最近、ようやく心に余裕を持てるようになり結婚しました。現在は、コロナ禍にあり遠隔授業や卒論指導など、さまざまな変革に追われていますが、これからは自分の研究活動にも注力し、博士号の取得に向けて頑張りたいと思います。そして、現場を知る研究者として、また人材育成の観点から発言力を高め、より良い地域社会と社会福祉の実現に向けて貢献できるよう、成長していきたいと思います。

クローズアップ

探究心、好奇心、感謝がキーワード

仕事を通じて人間的に成長できる。
福祉の仕事は魅力とやりがいに満ちた仕事。

福祉の仕事には人の数だけ対応策やアプローチの方法があり、クリエイティブな発想や探究心が求められます。また、多様な専門スタッフと協力し合うチームケアによって毎日が学びや発見の連続。自分たちが頑張ったことが利用者さんの笑顔につながるなど手応えも多く、直接、感謝の言葉をいただいたり、落ち込んでいたらなぐさめてもらえたり、心の交流によって人間性を養える仕事でもあります。

社会福祉を目指す後進に希望を与えたい

内面を磨き、つながりを大切に。
自分自身の可能性に蓋をしない。

私は在学中、マザー・テレサと親交があった故・高塚延子先生らの指導を受け、社会福祉に携わる人の考え方や生き方に感銘を受けました。故・渡辺和子前理事長の教えにも影響を受け、「見た目の美しさとは異なる、内面から醸し出される美しさ」や「一つひとつの出会い」を大切にしています。母校の卒業生でもあり、現場を経験して大学院で学び、指導者となって研究活動を続ける私の姿が、学生の良き目標となれるよう頑張ります。

多忙でも時間を作って生け花教室へ

社会人になって習い始めた生け花は
花を眺めてほっとする癒しの時間。

高齢者福祉施設で働いていた頃、施設の環境を整えようと自己流で花を飾っていたのですが、「もっと上手に生けたい」と思って専敬流いけばな教室に通い始めました。今も月2回のペースで稽古に通っています。花に集中すると、その時間だけでも無心になれて気分をリフレッシュできるし、花の美しさや香りに癒されて元気になれます。花をじっくり見ることは観察力の向上にもつながるからオススメです。

ある1日のスケジュール

★6:30
起床、身支度、朝食
★7:00
移動
★8:00
大学に到着
★8:30
メールチェック
★9:00
講義(90分単位)
★12:15
昼休憩・昼食
★13:00
学外で打ち合わせ
★16:00
研究室で仕事
★18:30
帰宅
★19:00
夕食の準備
★19:30
夕食
★20:30
読書、映画鑑賞
★23:00
入浴
24:00
就寝

ノートルダム清心女子大学

人間生活学部 人間生活学科
准教授

濱﨑 絵梨さん

38歳

[将来の夢]

宇宙旅行、世界旅行

[オススメの本]

『福祉の哲学』阿部志郎
『「ゆらぐ」ことのできる力 ゆらぎと社会福祉実践』尾崎新

[自分磨き術]

生け花(専敬流)

[リラックス法]

おいしいものを食べること
人とコミュニケーションをとること

学生からのひと言エール

黙っていても存在感があり、物事の善悪やご自分の意見・気持ちについてはっきり正直におっしゃるので最初は「ちょっと厳しい」という印象を持っていました。でも、先生と接しているうちに「学生一人ひとりのことをすごく気にかけてくれている」という思いやりを強く感じ、愛情を厳しさに誤解していたのだとわかりました。先生は、よく笑い、パワフルで、人の何倍も働いていて尊敬しています。働き過ぎが心配なので少し休んでほしいと思います。

取材協力:ノートルダム清心女子大学
所在地:岡山県岡山市北区伊福町2-16-9
HP:https://www.ndsu.ac.jp/
従業員数:185名
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