
“おもちゃ”のテーマパークでゲストサービスや施設管理、イベント進行などを担当。
日本初の“おもちゃ”のテーマパーク「おもちゃ王国」は、「見て、触れて、体験できる遊びの創造ランド」をコンセプトに、人気のおもちゃブランドや木のおもちゃ、アクションゲームなどをテーマにした18種類の「おもちゃパビリオン」と19種類のアトラクションを展開しています。私は「あやかおねえさん」として、お客様をゲートでお迎えしたり、お見送りしたり、園内のご案内や接客業務、そのほか、ステージイベントの進行係や音響機器の操作、キャラクターと一緒にダンスも行います。専属のパビリオンで、お子様と一緒に遊んだり、遊び方で困っているお子様に優しく声かけしたり、様子を見ながらお子様たちにも関わっていきます。「おもちゃ王国」は「子どもが主役」の施設なので、お子様目線での運営・行動を一番に心がけ、きれいな言葉づかいや丁寧な立ち居振る舞いができるよう、日々、上司や先輩から勉強しています。さらに、おもちゃパビリオンの管理業務、イベントの企画立案、おもちゃの選定や注文も行います。現在は、新型コロナウイルスの感染防止対策としておもちゃの消毒管理も毎日、行っています。
子どもが好きだから苦手なステージ進行係にも挑戦。 ー ターニングポイント ー
私は幼少時から「おもちゃ王国」が大好きで、小学校4年生頃まで、家族みんなでよく来ていました。子どもが好きで、子どもと関わる仕事を探していたので、楽しい思い出が詰まった「おもちゃ王国」で今度は自分が子どもたちを楽しませる側になりたいと思って入社。新入社員研修で社内の業務をひと通り経験できたので、子どもと接する機会が一番多い運営部エンターテイメントを希望しました。人見知りの私は最初、予想以上にお客様と会話することが多くて戸惑いましたが、先輩の言動を見習うことで慣れていきました。すると、今度は上司と先輩から、ステージでマイクを持って話す進行係(MC)をやってみないかと勧められたのです。「できない」と思う反面、お子様たちを夢中にさせるMCに憧れていたので、思い切って挑戦することにしました。いきなりステージには立てないので、事前に上司や先輩の前でOKが出るまで何度もMCのセリフの練習を繰り返し、いざ、ステージに立つと予定通りに進行しない場面で慌てて、笑顔が消えてしまうなど課題ばかりでしたが、先輩に「自分が楽しまないとお子様たちも楽しくないから、楽しもう。場数を踏めば上手くなるよ」と励まされ、少しずつ楽しめるようになっていきました。冬には1年で最大のイベント「クリスマス おもちゃ大抽選会」のMCを任せてもらえ、立ち見も合わせて約300名のお客様の前でイベントを無事に進行できたことをきっかけに、少し自信が持てるようになりました。
後輩を指導できるようになり、できるだけ長く働き続けたい。
今年は新型コロナウイルスの影響で春から夏まで臨時休園となり、自宅待機や研修が続きました。その期間を利用してスタッフみんなで話し合い、休園中でもお子様たちに楽しんでいただけるよう、おもちゃ王国の仲間たち(キャラクター)と一緒に踊れるダンス動画などを作って「YouTube」にアップしたり、感染防止対策を徹底しながらでも楽しめるおもちゃを選んだりしました。再開後も、毎日の「お誕生日会」など、非接触でも満足していただけるイベントを考え、みんなで工夫しながら運営しています。ゲストのお子様から帰り際に「楽しかった!」「また来たい!」という言葉を頂けることが何よりの喜び。まだ上司や先輩に教わることが多いですが、教わったことは確実に身につけ、自分自身も勉強を続けながら目の前のことに一つずつ丁寧に取り組み、様々なことに細やかに対応できるゲストサービススタッフを目指したいです。そして、後輩たちを育成できる立場になることが今の目標です。将来的には、規模の大きいイベントも企画したいです。また、「おねえさん」の仕事に定年はないので、結婚して産休・育休を取得して復帰し、できるだけ長く続けたいと思います。
苦手なことでも、まず、やってみる
与えられた仕事に手を抜くことなく、
一つひとつ丁寧に取り組むことが大切。
入社までダンスは未経験。人前に出るのが苦手だったので、自分がステージで踊れるようになるとは思っていませんでした。でも、先輩の振り付け動画を見て覚え、自主練習を重ね、何度もステージを経験し、今ではダンス動画にも出演しています。経験を積めば自信につながり、もう苦手ではなくなります。つまり、苦手を克服するには、与えられた仕事に手を抜かないこと。目の前の仕事に一つひとつ丁寧に取り組むことが大事だと思います。
子どもと関わり合うプロを目指す
認証資格取得を目標に学ぶことで
自分に自信が持てるようになる。
「おもちゃ王国」の社員は、一般社団法人教育支援人材認証協会の「こどもパートナー」講座を受講し、認証資格を取得します。短期大学や大学などでも実施される講座で、休園日の出勤時間などを活用し、子どもとの接し方や、子どもを取り巻く現在の環境などを幅広く学び、子どもと関わり合う力を身に付け、教育支援人材として基礎的な知識を学びます。子育てや地域の活動などに参加する際など、今後の人生に役立つ内容です。
料理が上手くなると段取りも上手に
次の作業を考えながら調理するから
効率の良い仕事の進め方が身につく。
高校の頃から毎朝、自分でお弁当を作っています。インターネットの料理レシピをスマートフォンで見ながら、いろんな献立に挑戦するうち、限られた時間内でおいしく仕上がったり、失敗したりを繰り返して、手順通りに作ることや準備、段取りの大切さを痛感。片付けながら調理するなど、作業を同時進行するコツをつかむと、「これは仕事にも通じる」とひらめき、仕事も段取り良く、次を考えながら進めるようになりました。
ある1日のスケジュール
- ★7:00
- 起床、朝食・お弁当づくり
- ★8:00
- 出勤
- ★8:30
- 出社
- ★9:00
- 朝礼、開園準備
- ★10:00
- 開園、お客様のお迎え
- ★11:00
- ステージイベント
- ★13:00
- 昼休憩・昼食
- ★14:00
- パビリオン対応、ゲストと遊ぶ
- ★17:00
- 閉園、おもちゃパビリオンの片付け、おもちゃの消毒等
- ★17:30
- ミーティング
- ★18:00
- 終業
- ★18:30
- 退社
- ★19:00
- 帰宅、夕食準備
- ★20:00
- 夕食
- ★21:00
- SNSをチェック
- ★22:00
- 入浴
- ★23:00
- ダンス動画を見ながら自主練習
- 24:00
- 就寝

株式会社おもちゃ王国
運営部エンターテイメント
長田 彩華さん
20歳
[将来の夢]
「お母さん」になりたい
[オススメの本]
『君の膵臓をたべたい』住野よる
[自分磨き術]
料理
[休日の過ごし方]
外食、買い物
[リラックス法]
ネットショッピングで服を購入
所在地:玉野市滝1640-1
HP:https://www.omochaoukoku.co.jp/index.php
従業員数:70名